【Java】Javaのサポート有償化について〜最新を使い続けないといけないシステムとこれからの需要について〜
どうも、前回の記事で、
Javaの有償化による企業動向の予測を書きました。
今回は必ずリプレイスが発生するシステム、プログラム言語の需要
について考察を書いてみようと思います。
入札システムなどには影響あり?
こんな記事を見つけました
政府が使用している、入札システムのセキュリティポリシーとして、
「必ず最新のJdk、JREを使わないといけない」
というルールがあるみたいです。
なので、今回のポイントとしては
「ルールとして必ず最新のjdkを使わないといけないシステム」
というものなのかなと思いました。
※2018年5月現在
※あくまでも動向予測
セキュリティポリシーというのは、必ず順守しないと品質として
担保できないものではあるので、破ることはまずないと思います。
裏側でごまかして旧バージョンを使うということは考えにくいので、
必要経費の跳ね上がりは予測されます。
セキュリティポリシーを改定するということも考えにくいので
考えられるのは個人的には以下なのかなと思いました。
- 必要経費が上がっても、最新のJavaバージョンを使い続ける
- 別言語への切り替え
- IBM JDKへの切り替え
一番安全なのは、1の「必要経費が上がっても、
問題なく最新のJavaバージョンを使い続ける」ですかね。
別の箇所で収入源を確保しつつ、システムの品質を確保する。
これが一番理想な形だとは思ってます。
ただ、最近の世の経済状況などを考えると、
次点が別言語でしょうか。
WEB系ですと、PHPや、C#、VB.netでしょうか。
そこに切り替えると思います。
最新のJavaを使わないという選択肢を選ぶ企業が増える可能性がある
最新のJavaを使わないといけないというシステムがある場合、
先の経費を考えた結果、今のうちにシステムをリプレイスする企業もあると思います。
前回の記事と矛盾するかもしれませんが、
あくまでも前回の記事は
「最新のバージョンを使わなくても成立するシステム」であります。
今回のポイントは
「最新のバージョンを使わないと成立しないシステム」になります。
2018年にJavaを利用している人は全員理解すべきことを説明してみる(追記あり)
こちらで、金額を明示してくれているのですが、
年間1物理プロセッサーあたり60万、保守費用として1年間13万
トータルで最低でも73万かかるということです。
では1物理プロセッサー以上使う場合が存在したら、どうなるか。
必要経費は爆上がりだと思います。
これからはJava以外の言語の需要が増える可能性がある
僕の考えはイエスだと思います。
Webシステムにおいて、Javaというのはまだまだ強い時代だと思います。
ですが、有償化が進んだ場合、経費を考えた場合、別言語への選択肢になるのも多いかなと思います。
※これは常に最新のバージョンを使った時の話に限りますので、必ずではないです。
まとめ
昔はJavaを覚えていれば10年は食えると言った時代もありますが、
有償化という一つの事柄が、大きくその流れを変えそうですね。
今からでもPHPやC#等を勉強しても絶対に損はないのかなと思います。
これからは一つの言語に特化するよりも、
2-3種類の言語を同時に勉強することが、
企業にとってもプログラマーにとっても重要になってくるのではないでしょうか?
※今までもそうでしたが、更に重要になるのかなということですね。
今回は以上!
ディスカッション
コメント一覧
入札システムはアプレットを使ってることが問題なので、少なくともPHPは解決にならないですね。IBM J9もアプレットは提供してないと思うので、解決にならなさそうです。
また、C#やVBだとSilverlightってことになると思いますが、Silverlightにしたところで10ヶ月程度サポート期間が違うだけで2021年10月には更新終了ということなので、現実的な解決にならないと思います。
JavaScriptで作り変えるんじゃないでしょうか。
kis様
コメントありがとうございます。
なんと、そうだったんですね。確かにそれだとPHPだと解決にはならないですね。
ということは、入札システムに関してはJavaで作り続けるorJavaScriptになるってことですね。
ただJavaScriptの場合、どのように実現するのか気になるところではあります。
貴重なご意見ありがとうございます!勉強になりました!